作家志望がブログライターとしていろんなことを綴ります。ただ書くことが好きだから。
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私がこれまで読んできた本の中で、たった一冊だけ、怒りを覚えた本があります。

もうだいぶ前のことになります。
私は本屋で面白そうな本を探していました。
でも、ピンとくるものが見つかりませんでした。
何冊か手にとってみるものの、なんか違う――と元に戻しました。

そこで私の目に飛び込んできたのが「コ○セ○ト」というタイトル文字でした。
ジャンルは明確にわかりませんでしたが、謎解きをする物語らしくて、興味を持ちました。
立派な装丁で、価格は千円以上しました。

うーん……と私はその場で悩みました。
私には値段が高いです。
よほど面白そうな本でなければ買いません。

私の直感では、当たり(面白い本のこと)ではないようでした。
ですが、この本は発売したばかりで、雑誌で紹介されていたんです。
私はその記事を読んでいました。絶賛されていました。
本の帯にも、褒め言葉が並んでいました。

じゃあ、信じてみようか、と買ったのです。

読み始めは、残酷な描写が不快でしたが、それなりに期待しました。
次はどうなるの? と読み進みました。

ところが中盤です。
私は読書人生で初めて、途中で読みたくなくなりました。
エロい話ばっかりになっちゃったんです。

最初の謎はどうするわけ?

これって官能小説なの?


そこで放り投げればよかったんです。
「読みたくなくなったら読むな」って誰かが言ってました。
まったくそのとおりだと思います。

でも、高かったんです。
私は意地張って最後まで読むことにしました。

終盤にかけては、もっと意味がわからなくなりました。
神と交信するだとかいって、全裸でジャングルジムの上から叫ぶ、という内容だったと記憶してます(確かめるのもしゃくなほどあの本が嫌いなので確かめません)。

それでも我慢して読みました。
そんで最後は、エロい話で終わりでした。

オチはそれかよっ!

謎で引っぱっといて、結局はエロかよ!


私は腹が立って煮えくり返って大爆発です。

なんでこんな駄作をみんなして褒めた?

たしかに、文章はうまいのです。表現力があることも認めます。
しかし、あの構成だけは許せません。

それから間もなくでした。
その作家の無断引用の記事が新聞に載ったのは。

ああ、やっぱりその程度の作家だったのね。
私はそう納得したのでした。

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